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「いつか、届く、あの空に。」感想

今回は「Lump of Sugar」様の第2作、「いつか、届く、あの空に。」の感想となります。

今回利用させていただいた攻略はこちら。「Gamer's Square」様に多大なる感謝を。

ネタバレはなるべく少なく、致命的なものは避けるようには配慮しますが、
このゲームの性質上僅かなものでも楽しさを大きく損なう恐れがあります。
これより先を見るに当たっては注意をお願いいたします。


・ゲーム
 オーソドックスなADV。
 選択私を選ぶことにより各ヒロインのルートへと入っていきます。
 今回はかなり選択肢が少なく、4つの選択でルート分岐が決定されます。
 攻略を見なくともフルコンプは簡単だと思いますが、
 2週目以降でないと攻略できないキャラクターもいたりするので注意が必要です。

 ほのぼのとした学園物としての第1部、街の謎に挑むシリアスな2部と分かれており、
 二つあわせてゲーム内での期間は約2ヶ月程度となっております。
 第1部は殆ど共通、第2部がヒロインによって全く違ったストーリーとなります。
 所要時間は第1部が5時間程度、第2部それぞれのルートが同じく5時間程度でしょうか。
 音声をしっかりと聞けばこれよりも多少掛かるかもしれません。

 システムに関しては特に問題なし。
 既読・未読スキップ、バックログからの音声再生、
 自動文字送りなど基本的なものは揃っています。
 システムも軽く、スキップもさくさく行ってくれるのでストレスは感じませんでした。
 難点を言えば、各キャラ毎または男女での音声ON/OFFの設定がなかったことでしょうか。

 現在上記公式HPにて修正パッチが配布されております。
 これからプレイする方は当てましょう。私は特に問題は起こりませんでしたが。


・ストーリー
 まず最初に一言。これは断じて萌えゲーではありません。
 萌えっぽいのは絵だけです。

 さて、それを踏まえた上で感想を。

 上記の通り第1部は基本的にほのぼのしているのですが、
 学園物というにはあまりにも学園内での描写が少なく、
 ただ純粋に穏やかな日常が送れる、という意味でのほのぼのです。
 制服を着たイラストが多いからといって学園物と考えては駄目です。

 配分的にはほのぼの:シリアス=3:7といった具合で、
 正に第2部に入ってからがこのゲームの本題となっています。
 非常に重い展開が多く、萌木原氏の絵からは全く想像できないレベル。
 人の命を奪うことに躊躇いなどなく、殺し合いが普通に行われます。
 ただ、その闘争にはしっかりとした背景が作ってあり、
 死に至る争いをやっていることに対する無理やり感は全くありません。

 ただ、しっかりと作ってあるのは良いことですが、
 基本的に情報を余りださないことと、物事の表現方法が非常に難しいこともあって、
 ストーリーを掴むことが非常に難しい作品となってしまっています。

 このあたりは賛否両論あるでしょうが、
 個人的にはもうちょっとわかりやすく書いてくれても良かったかなと感じました。
 最後の最後までプレイして全部の伏線が明らかになった時の驚きの具合は良いのですが、
 そこに至るまでの過程でわからないことがあまりに多すぎて、
 ストーリーを純粋に楽しむことが難しくなってしまったんですね。
 もうちょっと背景となる「北欧神話を元としたストーリー(←ネタバレ反転)」を
 匂わせてくれても良かったんじゃないかな、と。
 終盤の怒涛の展開には正直頭が付いていきませんでした。

 上記のようにわかりにくいのが難点ですが、内容的には結構楽しめました。
 ぶっ飛んだところも多いですが、物語としての筋は通っていますし。
 ただまあ、かなり好みの分かれる話だとは思います。書き方にしても内容にしても。
 もうちょっとわかりやすければ良ゲーだと良い切れるんですけどね。


・キャラ
 歯に衣着せぬ天然な物言いで周囲に混乱を撒き散らすふたみ。
 とある理由から主人公に嫌われようとして空回りする此芽。
 神出鬼没で大らかながらもどこか変な傘。
 萌木原ふみたけ氏の描く絵と相まって非常に可愛らしいですよ。

 ですが、どこかコミック的な特徴づけがそれぞれにあるのがいまいちかな。
 ふたみの「お主人ちゃん」や此芽の「壊滅的な料理の腕」、
 傘の「四次元傘+無限の胃袋」などは、どこか薄ら寒い印象を受けました。
 後半がしっかりとシリアス物になるだけに。
 だからこその清涼剤として入れたのかもしれませんが。


・エッチ
 3人のヒロインにそれぞれ1回ずつ。それのみ。
 サブキャラ達には殆どエロいシーンすらもありません。

 口でやったり体位を変えたりとCGも結構多めに入れて頑張っているとは思いますが、
 やはりエロに期待をして買うゲームではないかな、というレベルです。


・CG
 CG数は差分抜きで100枚弱といったところでしょうか。
 もはや語るべくもないことですが、萌木原氏の描く絵は素晴らしいですね。
 個人的にはみどののゴスロリ衣装がお気に入りです。
 インパクトではメメの「グーで行くぜ!」のやつにはかないませんが。
 最初あれ見たときどんなシーンなんだと思いました。


・総評
 評価:B-
 個人的には結構楽しめたんですが、やはりわかりにくすぎるのが難点ですかね。
 あと戦闘時のエフェクトがしょぼすぎるというのも残念。
 エフェクトがある場面よりない場面のほうが熱くなれましたし。

 「北欧神話(←ネタバレ反転)を元にした伝記物」、
 というフレーズに惹かれる方は楽しめると思います。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--






ここから先はネタバレ全開です。閲覧には注意をお願いします。






んで恒例になりつつある駄文乱文散文でも。

やっぱり前情報無しで購入するのはどうかな、という感じもしますね。
途中からの怒涛の展開に最初のうちは脳が追いついていきませんでした。
だって雑誌のCGとか見てたらちょっと変な学園純愛物としか見えなかったんですよ。
まあ只の純愛物は個人的にはいまいちな感じなので、
ある意味良いサプライズだったと言えない事もないのですが。

これでもうちょっと男たちがカッコよく描かれていれば最高だったんですが。
どうにも萌木原氏が描く男性キャラは線が細くて駄目でしたわ。
男性キャラだけでも別の方に描かせてくれていればよかったのに。

んでルート別感想を。


ふたみ。
中盤から想像していたことと真相がまったくかけ離れていてびっくり。
序盤とか中盤ではすげー悪者っぽく書いてたじゃん!って感じでした。
まんまと手のひらの上で踊らされたかなー。
ある意味ではしっかりと物語を楽しめた、ということなんでしょうが。

全部攻略した今となっては終盤のあの展開も理解できますが、
やってた当時あの太陽がどうとか、というくだりはなんじゃこりゃ、という感じでした。
ああいった神話とかの方面には恐ろしく疎いんですよね私。
多分触れたのって「ヴァルキリープロファイル」ぐらいじゃないですかね。

どことなくFateっぽい印象を受けましたが、皆さんはどうでしょうか。


此芽。
今になっても「逆式魔槍(だっけ?)」のくだりの意味がよくわからない。
でもまあ、全部終わった今となっては、上の部分以外は意味がわかりますね。
どのルートでもそうですが「異ならぬ世の終わりより」をプレイしないと
ほとんど意味がわからない、っていうのはどうかと思います。
大体の人は初見でなんとなく理解できたのかなぁ。私が馬鹿なだけですかね。

みどのの歪みっぷりが大好きだったんですが、
最後あっさりお互い和解しているのはいまいちな感じですね。
もっと禍根を!
バトンのところをしっかりやってくれていればみどのは神キャラだったんですが。
世の中とはままならないものですね。


傘。
バトルが一番楽しかったルート。
たぶん描写はすげー上手いんですよね、書いてる方。
だけどふたみルートだとエフェクトがしょぼくて楽しめなかったんでしょう。
酉丑と傘のバトルは非常に楽しめました。傘強すぎるよ傘。

一族としての重みを背負った傘は正に悲壮の一言。
ふたみ・此芽もそうですが、一族としての命題が非常に重いですよね。
だからこそ物語の壁として非常に効果的なんですけど。

ちなみに傘のHシーンはかなり好き。巨乳好きになったのかもしれない。
ふたみに攻められるところでも興奮できたし、Mっ気も出てきたのかもしれない。
なんかカオスな性癖になってきたなぁ。


総評でB-って書いたんですが、このゲームは好き嫌いの振れ幅が大きそう。
好きな人は凄く好きそうだし、駄目な人はとことん駄目そうです。

万人向けではないですが、しっかりと作られた作品だと思います。







閑話。
メメって聞くと忍野メメしか思い浮かばないんだ。
西尾維新好きな方にしか通じないことですけれども。

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