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「Scarlett」感想

今回は既に解散してしまったブランド、
ねこねこソフト」の最後の作品として発売された「Scarlett」感想です。
基本的にネタバレ無しです。ずっと下のほうはその限りではありませんが。

公式HPはこちら(あまり情報が残っていませんが)。
今回利用させていただいた攻略サイトはこちらです。
ムームーの部屋」様に多大なる感謝を!

正直あまり「ねこねこ」には興味を持っていなかったので
大して期待もしていなかったのですが、想像以上に楽しませてもらいました。
ブランド偏重主義になりすぎないよう気をつけなくては。
前評判や想像だけでなく、ある程度の正確な情報収集と実際のプレイが大事ですね。

・ゲーム
 普通のADV形式です。
 要所要所での選択肢で若干ルート変更がありますが、エンディングは一つです。
 殆どストーリー的には影響が無いので、
 上記の攻略サイトを見つつCG回収を目的としたルート選択をすると良いですね。
 システム面について問題は全くありません。
 オートモード速度変更・個人ごとの音声ON/OFF・バックログからの音声再生など、
 およそ考えられる殆どのコンフィグはきっちりと備えてあります。
 レスポンスも非常に快適で、全くストレス無くプレイすることが出来ました。
 出来れば「クリック後も音声再生を続ける」があれば完璧だったのですが。

 「辞典システム」は、正直あんまりストーリーには貢献してない感じ。
 でもまあ、余談としては結構楽しめるので存在価値はあります。

 総プレイ時間は12時間ぐらいかな? 1週目12時間、CG回収で1時間ぐらい。
 さくさくプレイできて良い感じでした。

 現在上記公式HPで修正パッチを配布しています。
 これを当てないととんでもないことになってしまうので、
 これからプレイをするという方はまず最初に当てておきましょう。


・ストーリー
 「高級諜報家」と呼ばれる、世界を裏で仕切っている工作員達。
 非日常を求めて日々を流離うように過ごしていた明人は、
 ひょんなことから少女と知り合い、その世界に足を踏み入れていく。
 と言う感じで物語が始まる、シビア&シリアスなストーリーです。
 ハードと言う感じではなく、あくまでシビア。
 重火器による派手な撃ち合いとか、背筋の凍るような命のやり取りはありません。
 あくまで取り決めに従った上での、相手の上を行くような策謀のやり取りがメイン。

 とはいうものの、出てくるキャラクター達が結構飄々としている感じなので、
 ストーリーで描かれている以上にあっさり軽めな感じで進行していきます。
 それなりの設定と入り組んだストーリーのわりには、
 非常にさくさくと物語を楽しむことが出来るようになっています。
 私が途中でだれることなくプレイできたのがその証ですね(´∀`)
 つまらない日常シーンとかがだらだら続かないのは非常に嬉しいです。

 設定が設定と言うこともあり、シナリオは世界を股に掛けた諜報戦がメイン。
 立場と決定的な事象を元に、相手との交渉を繰り広げる静かに熱い展開。
 あくまで冷静に、理詰めで相手を上回ることを目標に戦いを繰り広げます。

 そもそもの「高級諜報家」という大元に関わる設定と、
 序盤明人が無理やり首を突っ込むところに若干の無理を感じましたが、
 その後の展開はきっちりと問題提起から解決までを描ききっていて、
 非常に丁寧に作られた作品だと思います。
 テーマとしては「日常・家族愛」がメインなのかな? あくまで私の感覚ですが。
 優しい物語、切ない物語がメインですね。
 基本的に泣かない私が、思わず涙を浮かべる場面もありました。

 九郎と明人、2人の視点を要所要所で切り替えるマルチビュー形式も
 物語のテンポを良くし、盛り上げるのに一役買っていますね。


・キャラ
 基本的に皆聡明で、見ていて気分の良いキャラ達です。
 描写が丁寧でそれぞれの人間性が把握しやすく、感情移入も容易に出来ました。

 良い奴は良い奴で、まあ良い奴なんですが(何だこの言い回し)、
 悪役として出てくる奴らも「発つ鳥跡を濁さず」の精神なのか、
 どこか憎めなさ・かっこよさを残しつつ退場していくあたり気持ちが良いですね。
 「真性の悪」も嫌いじゃないんですが、
 このゲームの雰囲気的には「立場的な悪」のほうが合っています。

 どこか爽やかさを感じさせるキャラ達ばかりで、非常に良かったです。


・エッチ
 Hシーンは全体で4つ。
 そこまで尺が長いわけでもなく、あくまで添え物としてのシーンですね。
 エロスを求めて買うようなゲームではないです。


・CG
 なんとなく男キャラに違和感を覚えないでもないかな?
 いまいち迫力に足りないところも見受けられますが、まあ悪いと言うほどではないです。

 シナリオが1本道と言うこともあり、使い方は結構贅沢。
 ここぞと言う時にはしっかりと1枚絵を投入してきてくれます。
 そのおかげで映像的なテンポも良くなっています。


・総評
 評価:B+
 特筆すべきはテンポの良さ。合間合間に入るアイキャッチも良い感じです。
 シナリオも(少なくとも私が読むレベルでは)しっかりと書き込まれていますし、
 かなりの良作と言える作品だと思います。
 ねこねこを見くびっていましたね、すいません。面白かったです。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--






ここから先はネタバレ全開です。閲覧には注意をお願いします。






というわけでプレイ終了ー。
ここからは適当に感じたことをだらだら述べたいと思います。

とりあえず、個人的に好きなのは「縁 -blood-」かな。
んでその後に「日常」「再来」「本物」の順で続く感じ。

「縁」のあの最後の展開はないっすよ。狙いすぎです。
まあ物の見事に策に嵌ってしまったわけなんですが。涙腺緩みまくりでした。
やべー、Air以来ほとんど泣いた事無かったのになぁ。それだけ良かったです。

でも、この作品あんまり女キャラ目立ってないよね。
それぞれのチャプターで物語の核心には女性がいるんだけど、
物語の中心で描かれるのは男キャラばっかりなんですよね。
主人公2人とかレオンとかね。
そんなわけで男キャラのほうが強く印象に残っています。

九郎かっこいいよ九郎。

女性キャラでは誰が活躍してたかなぁ。
とりあえずしずかが一番目に付いてた感じです。
でも活躍と言う意味では美月のほうかな?
アメリアは殆ど1章でしか見ませんでしたね。後は電子関係の便利要員でした。
うーむ、こう考えると女性キャラの影薄いですね。
しずかが島に来た時はちょっと震えましたけどね。締める時は締めてくれますね。
良い女だ。
しずかの血統の女性は皆好きですけどね。皆健気過ぎるよ。

ストーリーは、かなりしっかりと、それでいてシンプルに纏められていてかなり良い出来。
もう一回プレイしろ、と言われても苦痛じゃないくらい私にはぴったり合ってました。
こういうのになれると普通の萌えゲーは苦痛になるんだろうなぁ……。

全体的に見て個人的にはかなりのヒット作。
もしかして今年度入って新規プレイの中では一番のヒット作ではないだろうか。
ボリュームが若干物足りない感じがあるので評価はB+に留まりましたけどね。

でもま、プレイしやすい、という点ではこのぐらいのボリュームで良かったのかも。
かなりの良作で、萌えに飽きたという方にはお勧めのゲームです!

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