去年(2005年)の10月28日に発売されたゲーム、
「AYAKASHI」の続編(ファンディスク?)として発売されました「AYAKASHI H」の感想です。
両者共に公式HPはこちらとなっております。
ちなみに私が書いた前作の感想はこちらとなります。
ネタバレも多少はありますので、気にする方は戻られた方が無難かもしれません。
核心に触れるようなところは事前に断るつもりですが、絶対じゃないです。
今回も攻略サイトは利用しておりません。
基本的に一本道なので、特に難しいということはありませんでした。
選択肢でセーブして、差分CGや軽いイベント回収で事足りました。
あとハンコも集める必要があります。
毎回ハンコを確認して、無かったら少し戻って別の選択肢を選んでみましょう。
・ゲーム
普通のADVですが、選択肢によるエンディングの分岐はありません。
選択肢は途中のイベントの細かな差分のためだけに使われます。
システム面についての不満は特にありません。必要なものは揃っているかと。
男性女性それぞれのボイスON/OFF、未読・既読スキップなど。
ちなみに通常シーンでの口パクもついております。珍しいのかな?
今のところパッチは無い……かな?
パッチを当てずともプレイ可能ではありました。
・ストーリー
“彼”との死闘から1ヶ月後、
平和な生活を送っていた悠達の元に謎の3人組がやってきた。
「アヤカシ」や「アヤカシ使い」に詳しい彼らは、一体何者なのか。
公式HPからの引用ですが、イントロダクションはこんな感じで始まります。
前作は結構シナリオ重視のシリアス作品でしたが、
今作は設定を踏襲しつつコメディメインの話となっています。
構成としてはシリアス:コメディ=4:6といったところでしょうか。
MapleColorsHをプレイした身としては、もっとコメディが多いかと思っていましたが。
さすがに元となるシナリオがシリアスメインなだけに、
Mapleのようにお馬鹿一辺倒にはすることができなかったんでしょうね。
本編5話、オマケ2話という形で構成されており、
オマケにはシナリオ中でもらえるハンコを全て集めねば入れません。
これは特に難しいことではないので、適当に総当りでもしましょう。
オマケだけなら本当にお馬鹿一辺倒です。
シリアス部分について。
全体としてのストーリーは流石に前作ほどの規模はありません。
熱い方向での盛り上がりには若干欠けますが、
まあコメディメインの作品なのでこれぐらいが妥当なのかな、と。
前作の戦闘シーンが、エフェクトが良いのに比べて、
「苦戦⇒主人公覚醒⇒勝利」という流れだけだったので辟易していたのですが、
今作はそこまで酷くはありませんでした。
まあ単体で語るとそこまで特筆するほど良いわけでもありませんが。
(ネタバレ反転⇒)エイムと菊理のバトルは結構好きです。
前作からああいった感じで一捻りあるバトルを入れてれば……。(終わり)
戦闘シーンの数が少ないのでマンネリ感も少ないですしね。
(ネタバレ反転⇒)つーかまともな戦闘シーンって2,3個くらい?(終わり)
コメディ部分は中々秀逸だと思いました。
エロゲで噴き出して笑ったのは久々のような気がします。つよきす以来?
あえて細かくは触れませんが、実にぶっ飛んだ面白さだと思います。
エロさは中途半端な感じがしました。細かいことはエッチの項目で。
もうちょっと細かい(私見も交えた)感想は下のほうで。ネタバレも含んじゃうんで。
・キャラ
メインとなるのは前作のヒロインたちです。
エイム・陽愛・パム・織江達ですね。
これに加えて新キャラの菊理・八重が加わります。
前作のヒロイン達は皆、最初から主人公に好意を持っているハーレム状態です。
パムと織江はあんまりメインストーリーに絡みません。エロ要員。
パム⇒馬鹿、織江⇒アホといったような立ち位置となっています。
陽愛も似たようなものですが、一応菊理とは血縁があるのでまだ若干ましかな?
つまるところヒロインの中ではエイムと新キャラの二人ぐらいしか、
シナリオに対してまともな絡み方はしません。
エイムと菊理がシナリオの中心ですね。
ちなみに男性キャラ。
これはもう主人公以外には新キャラの刑部しか関わりません。
一応平馬と前川も登場しますが、ほとんど出番がなくシナリオにも関わりません。
つーか平馬って足引っ張ってるだけじゃないか?
前川が好きだった私としては非常に残念でした。くそう。
・エッチ
Hを謳っていますが、前述の通りそこまでエロくもありませんでした。
シナリオ中に細かなエロ描写は織り込まれていますが、うーん微妙。
複数人プレイもないしアブノーマルな奴もないし(コスプレ除く)。
あ、メイドコスは一応八重以外はあります。
しかしまあ殆どがノーマルエッチかフェラ、パイズリのどれかです。後ろは使いません。
せめてまともなハーレムがあればなぁ。Hを謳ってハーレムがないとか……。
枠数で言うと、
エイム:6、陽愛:5、パム:3、織江:3、菊理:3、八重:2となっています。
しかし、実際のところ菊理と八重はこれよりマイナス1した数ですね。
本番ありかなしか、というだけで1枠作っているので。これは卑怯だ。
ちなみにヒロイン以外のHシーンもありません。ぶち殺すぞ(´・ω・`)
グラビアのお姉さんとか同級生とかあんずはどこ行ったんですかね?
・CG
まあ質的にはいつものCrossNetという感じ。
枚数はかなり大目です。150枚弱くらいはあるかな?
まあデフォルメキャラのCGも多いですが、コメディ作品には必要なものですしね。
中々エロいCGも多く、個人的には満足でした。
・総評
評価:B-
前作をプレイしていると言う前提で。つーか前作してないとわからないでしょう。
ギャグ部分は評価できるけど、それ以外がちょっと微妙な感じ。
やっぱりもうちょっとHにも力を入れて欲しかったかなー、というのが正直な感想。
MapleColorsHがあの内容で5,800円だったのでかなり期待が過剰だったんでしょうね。
まあファンディスクとしては平均以上の出来だと思います。
5,800円くらいでこの内容だったらかなり良い作品だと思えたんでしょうがねー。
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はーい、ここからネタバレをかなり含んだ雑感を書き殴ります。
問題発言も含まれるかもですので、そういうのが嫌いな方は見ないほうが良いですよー。
注意しましたからねー。
さて、では適当にだらだらと。
前回の感想が妙に長かったけど、今回はそこまで長くはならないでしょう。
あんまり語ることないしね!(暴言)
つーかまあ「あやかしびと」を語りすぎた、っていうのがあるよね。
俺頑張りすぎ。いやまあそれだけ好きだったんですけどね。
とりあえず一番正直な感想としては、「すげー早く終わったな」って感じ。
いやまさか1日でクリアするとか……あんまりないっすよね?
まあ総計6時間くらいはしてるんで、極端に短いってわけじゃないんですが。
テンポが良いから、あまり長時間ゲームが出来なくなった私でも一気に進められました。
んー、でも文章ある程度しっかり読んでこの時間っつーのは短めかなぁ。
ですが、短い分話の要所要所でぽんぽんCGを使ってくるのでプレイに飽きが来ません。
画面の躍動感もかなりありますしね。エフェクト凝りまくってます。
短い分シナリオ全体の規模とか深さはやっぱり物足りない感じ。
前述の通りコメディメインの作品だと私は認識しているのでそれはあまり気にしませんが。
むしろ思っていたよりもかなりシリアスでびっくりしました。
ほんとMapleHのノリで来ると思ってましたからね。
その分おまけの2話はぶっ飛んでました。
シリアスな5話は壮大なネタフリだったのか、と言う感じでした。刑部さん……。
でもやっぱり、名前にHとつけるからにはもっとエロエロなイベントも欲しかったです。
1対1のエロシーンとしてはまあ頑張っているとは思いますが……。
複数人プレイやフェラ・パイズリ以外のアブノーマルな奴も入れて欲しかったなー。
そこはちょっと期待はずれでした。
エイムのフェラがあっただけでも個人的には結構満足なのですが。
んでまあ一番楽しんだコメディ部分。
まさかイカがあそこであんなふうに絡んでくるとは……。してやられたわ。
にじりっ、と行くCGも好きだったんですが、おまけで爆発しましたね。
つーか馬鹿だろ、あいつら。
イカ・ペンギン・サンショウウオ。
正に最強。最強の、三強。くそっ、今回の人外は化け物か!
化け物なんですけどね。そらまあ人外だし。
あーほんと今回ギャグがつぼにはまりました。
やっぱりここはシリアスシナリオよりギャグが向いてると思うのですよ。
次回作はギャグ物を期待します。
終わり方は、まあいかにもなオチであれはあれでいいのではないでしょうか。
「AYAKASHI H」感想
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