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「BALDR SKY」感想

今回は戯画より発売されたADV+ACTゲーム、「BALDR SKY」の感想です。
コンボを重視し、多数の敵を相手に爽快感満点なバトルを楽しむことが出来る一作。
この作品は「Dive1 "Lost Memory"」と「Dive2 ”RECORDARE”」の
2本からなるシリーズなのですが、今回はこれら2つをまとめての感想となっております。
2つともやらないと、シナリオ完結しないし、まあ当然っちゃ当然。

シリーズ前作「BALDR FORCE」から待つこと7年。
あの時を上回る感動を、今作は与えてくれるのだろうか!

REVELLION? そんなものはなかった! あれはリメイクだしね。

今回利用させて頂いたページはこちら(BALDR wiki)。有志の皆様方に感謝を。
武器情報やコンボ例は非常に参考になりました。

実際のシナリオの攻略は、ゲーム自体にシナリオチャートがあり、
またゲームを進めていくと分岐の条件や未読のチャート部分が明らかになったりと、
攻略サイトが必要ないくらいに親切な作りとなっております。
そのため、コンプは根気さえあれば難しくないと思います。

致命的なネタバレはなるべくしないように書いてますが、
(余り問題のないネタバレは書いてるかも)
どうしても嫌な方は見ない方が良いかもしれません。

ゲーム

ADVパートとACTパートを交互に繰り返しながらストーリーが進んでいきます。
勿論双方が完全に独立しているのではなく、
ADVパートの選択がACTパートに関わってきたり、
ACTパートの結果がADVパートに反映されたりします。
そして、ADV・ACTパート双方の結果によってルートが分岐します。

ルート進行的には完全に固定。
レイン → 菜ノ葉 → 千夏 → 亜季 → 真 → 空
という順番になっています。
クリア毎に選択肢が増え、新たなストーリーに分岐することが出来るようになります。

システム的には全く問題なし。流石戯画、こなれてます。
通常のスキップやボイスのON/OFFといった基本的なものはもとより、
既読シーンのジャンプやボイス再生速度の変更と言った便利(?)な機能までしっかり。

総プレイ時間はDive1・Dive2合わせて約60時間程度といったところですかね。
シナリオのボリュームもさることながら、バトルが面白く、
ついつい武器を育ててしまったりコンボを考えたりと時間が吸い取られていきます。
掛け値無しの大作と言って良いボリューム。

現在公式にてパッチが配布されています。
進行不能になるバグもあるらしいので、これからプレイされる方は当てておきましょう。


ストーリー

――気がついたら、そこは仮想の戦場だった。

そんな感じで近未来(?)サイバーパンクストーリーが始まります。
詳しくは公式参照
既に起きてしまった「灰色のクリスマス」と言う悲劇。
主人公の目の前で死んでしまった恋人。荒れ果てた世界と、対照的に進化した仮想世界。
BALDRらしい、粗雑さに満ちあふれた世界です。
しかしそれだけでなく、随所に挿入される"過去"が物語にコントラストを与え、
楽しかった過去をより美しく、荒んだ現在をより辛く見せてくれます。


基本的なシナリオ構成としてはアーク・GOAT・ドミニオンの
三つ巴の派閥の攻防戦に巻き込まれていく感じ。
こう書くと、攻略ヒロイン毎にそれぞれの派閥に属する展開なんだろうな、
と期待する方も出てくると思いますが、
今作は基本的にアークとGOATの間をうろちょろするぐらいで、
ドミニオンに与することはありません。うーん、残念。

割と悲壮な展開も多いんだけど、それでも最終的にはどうにかしてしまう
主人公(とその仲間達)の熱さを楽しんでいく感じですね。
特にフェンリルの連中は熱い。熱すぎる。

各ヒロインルートでは、そのルートのヒロインと主人公は結ばれて終わるのですが、
ルートヒロイン以外のヒロインは割と悲惨な目に遭うことが多いです。
そういう救われなさも含めて、BALDRの面白さかな、と思います。


現在の合間に、主人公が思い出す形で過去編が入ってくると言うのは、
前述の通りコントラストという観点では面白い手法だと思いますが、
悪く言えば現在の直面した状況に対しての進展が遅い、というデメリットがあります。
過去はいくら見ても過去。やきもきさせられることが多かったです。
また、もう1つ、この形式だとACTパートから次のACTパートまでの間が非常に長くなり、
早く戦わせてくれよ!ということになってしまいます。
過去編での、ACTを挟めないことによるテンポの悪さ。これは残念。
まあでも、楽しかった頃を強調するという本作の構成上、この形式は仕方ないですね。

Dive2では過去編を独立して見ることが出来るようになり、
そこで過去の戦闘をすることが出来るようになりますが、
現在での装備が使えない+過去なので装備が貧弱
ということで、非常にめんどくさい戦いを強いられることになります。
独立した過去編は絶対に見なくてはならないため、
このめんどくさい戦闘も強制でプレイさせられることになります。これは辛かった。


簡単にストーリーについての感想をまとめると、
非常に面白かったけれども、期待していたほどの感動はなかったかな、という感じ。
謎明かしの部分が割と駆け足+込み入っている感じで、
かみ砕くのに精一杯で味わうことが出来なかったかな、という印象。
それでも、ループに近い構成の意味や、クゥの存在、特異点とは何か、
といった部分が次々と明らかにされていくところは非常に面白かったです。
積もり積もった謎をがんがん解読していく、このカタルシスは中々味わえない。
よくこんなストーリーを考えられるな……。

また、GOODエンドだけでなく、BADエンドもしっかりと書いてくれているのも嬉しい。
特に菜ノ葉BAD・千夏BADとか亜季姉ぇNORMALとかが好き。


キャラ

良いゲームにはしっかりと構築されたキャラクターが不可欠。
今作でもその原則は当然ながら当てはまります。みんな良いキャラしてるわ。
それぞれのキャラで何かしら他のキャラと被らない特徴が必ずある。ニラとかね!

特に今作での注目点は、
学園編での純情で青臭いキャラと、現代編での荒んだ現実思考のキャラとのギャップ。
特にレインや千夏なんかでこのギャップは味わえることになると思います。

残念だったのは、主人公があまり変わっていなかったこと。
あまり冷めたキャラも嫌だけど、あんな荒んだ世界で純情でいられても困る。
(ネタバレ反転↓)
まあ、亜季姉ぇルートまでは記憶の欠落があったからという理由があるんですが、
じゃあなんでほとんど欠落していない真ルートであんなにガキくさいんだと。
もっと傭兵らしいギスギスした生き様を見れるかと期待してたんだけどなー。

(終わり)

好きなキャラって言うと誰かな。
ヒロインで言えばレインと真で2強かな。
他のヒロインも可愛いけど、この2人は頭一つ抜けてる感じ。
どっちも割とべったりな感じで、レインはしっかりとした良い相棒タイプ。
真は電波入った(というと失礼か)耳年増ストーカータイプ。
良いね!
亜季姉ぇも好きなんだけど、非戦闘員なのでいまいち印象が薄い。
あのにへら~っとした笑顔のCGとかマジで可愛いけどね!

千夏……菜ノ葉……空……?
いや、嫌いじゃないよ?
空は最終ルートまでずっと影が薄いというのが難点でしたね。

ヒロイン勢以外ではとりあえずフェンリルかっけー!というのが最初に来る。
厳格で、それでも気の良いしっかりとした傭兵。かっこ悪いわけがない。
親父もシゼルもモホークも、それぞれ軸がしっかりしていてぶれない。

叔母さんの意外と身内に甘いところも好きだし、
ノイてんてーの外見に全くそぐわないエロ魔神っぷりもいい。
ジルベルトのあまりの小物っぷりも面白い。
本当に好きでもないキャラって、勲と阿南ぐらいじゃねーのかな。


シュミクラムもキャラとして考えると、誰が印象に残ってるだろう。
とりあえず主人公機は地味すぎるよね。

格好いい→親父・モホーク・(ネタバレ反転→)空影狼
しょぼい→ニランナー(ある意味可愛い)・ジルベルト(見た目というより行動)
うざい →扇持ったやつ(雑魚のはずなのに……)・アイビーム
堅い  →ADVENT
強い  →(ネタバレ反転→)真ちゃん(空中浮遊+ファンネルは鬼畜)

基本的にシュミクラムの名前はあんまり覚えてないです。
でもアイビームとADVENTは何故か覚えてます。
今初回特典冊子を見たら、扇持ったやつはアイロニーらしいです。覚えてねぇ。
他のキャラの名前もわかったけど、そっちで書いてみんなに通じるのだろうか。

Dive1では魚ウイルスとかウザかった記憶があるけど、Dive2ではそんな印象無いな。
弱体化されちゃったのか?


エッチ

うーん、この項目はなぁ。
各ヒロインストーリー中で1,2個。本編とは別の妄想ファイルという形で1,2個。
レイン・菜ノ葉・千夏には凌辱っぽい展開あり。
Dive2ヒロインには凌辱っぽいのはなし。規制のためか?

正直エロさという点では期待してダメ。
(レインの凌辱っぽいところは盛り上がったけどね)
思い入れのあるヒロインという意味で心理的に興奮できる人ならOKかも。
FORCEレベルの鬼畜っぷりを期待したんだけど、
今作ではゲンハみたいなキャラがいなかったのでしょうがないかー。
ジルベルト(笑)



Dive1→Dive2で絵が変わりすぎてる気がする。ロリ化してる。
なんだろう、顔に対する目の比率がでかくなってるのか?
主人公は立ち絵だとしっかり男だとわかる顔なのに、
Dive2のイベントCGだと女みたいな顔になってたりする。

空も立ち絵とイベントCGで「誰?」と思うほどにロリ化する。
空の立ち絵とかすげー可愛いのになぁ。イベントCGがちょっと残念。
亜季姉ぇなんかは逆に差別化を図りすぎて頭身がでかくなりすぎてるし。

まあ、一番よく見る立ち絵がDive1時点のものなので、余り問題はないと思う。
男キャラもしっかり格好良く書かれてるし。


総評

評価:A-
後半駆け足気味なところと味気ない戦闘が続くところでちょっと減点ですが、
それでも名作と言って差し支えないレベルの作品だと思います。
難を言えば、FORCEのように各陣営に所属する主人公を見たかったですが……。

ストーリーも良いし、戦闘も幅が広く誰にでも楽しめる作り。
7年も待たされただけの甲斐はあったと断言できます。
できれば、次のBALDRは最悪3,4年ぐらいで出して欲しいとは思いますが。



--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--











ここから先はネタバレ全開です。閲覧には注意をお願いします。












いやぁ、アクションエロゲとしては最高峰の出来なんじゃないかな、これ。
そもそもゲーム性のあるエロゲ自体が少ない中で、
これだけのクオリティの作品を作り出せるTEAM BALDRHEADの底力は凄い。
武器の成長・コンボの組み立て・各ステージの難易度、
長いストーリーを進めていく中で、ACTパートが重荷にならないように作られてる。
感服。

で、やっぱりBALDRシリーズの感想と言えば
個人的にはFORCEとの比較は避けられないと思うのですが、
ゲーム性で言えばSKY、ストーリーで言えばFORCEかなぁ、というところ。
やはり7年という歳月は、マシンパワーを食うACTパートにおいて
素晴らしい進化をするに充分な時間でしたね。
逆にストーリーはFORCEに比べてちょっと肥大しすぎた感があります。
学園パートと現代パート、双方を描くことによるメリットは勿論大きいのですが、
冗長さやバトル頻度の低下などのモチベーションの低下も引き起こしてしまいます。
まあこれはプレイする方の趣味嗜好の問題になるのですが、
個人的にはFORCEの方がすっきりとまとめられていて純粋に楽しめた気がします。

というか、ゲンハ様レベルの悪役がいない! これが大きい。
ジルベルトはジルベルトであまりの小物っぷりと言うか、
最後の自我分離の時の扱いとか大好きなんですが、凌辱・悪役要員としては弱い。

ヒロインの可愛さで言えば断然SKYかな。
そもそもBALDRの可愛いヒロインって彩音とバチェラしかいないしね。
眼鏡とか緑とかチャイナとか義妹とか殆ど印象に残ってない。
逆にSKY、こっちは全員可愛い。
前述の通り、頭一つ抜けてるのはレイン・真だけど、
どのヒロインも普通のエロゲの平均値以上には好きですもんね。
そして……好きだからこそ凌辱シーンがもっと欲しかった!
くそう、ゲンハ様きてくれー!
……ゲンハ様が本当に来たら怒り狂うプレイヤーも多いんだろうな……。
そういう粗雑なところ含めてBALDRの魅力だと思うのだがどうか。

あと、今作は脇役の数が多く、それぞれが良いキャラしてる。
特に味方陣営のフェンリルと叔母さんはどっちも最初はうさんくさい存在だった割に、
最後まで常に頼れる味方として居てくれるありがたい存在。
だからこそ、FORCEのように敵対勢力に入って向き合いたいという欲求もあるのだけど。
その点で言えばFORCEのあのシナリオ構成は神がかってたなぁ。
叔母さんが「……ぁさま」で目覚めるところとか可愛かった。あんな悪役顔なのに。


そして、平行世界オチ。
これは賛否両論あるだろうけど、シミュレーションみたいに
それまでの世界は全て無意味だったんですよー、で終わらせていないし、
こういった構成のゲームの締めとしてはかなり上出来な部類に入ると思う。

最後に、それまでの世界のヒロイン達を救う展開があるのも熱い。
まさに平行世界の有効利用。
それまでの世界の集大成としての甲が、それまでの世界を救う。
有機的AIと平行世界、シミュラクラ。全ての要素がこのオチのためにある。
良くこんな物語を考えつくものだなぁ、と感心させられました。

難を言えば、壮大なスケールのストーリーの割には
エピローグがあっさりしすぎてたかな、と。
もうちょっと、浸らしてくれるようなものでもよかったじゃないかと思う。

改めてまとめると、色々と不満は論えることは出来るけど、
非常に上手く構成された素晴らしいストーリーだと思う。すげー楽しかった。
こういう作品をプレイするために生きてるんだ!と思える作品。


最後にバトルについて。
エロゲという枠の中では最高峰のアクションゲームだと思います。
シングルプレイに特化したバランスの取り方のセンスが素晴らしい。
NORMALだと特に苦労することなく最後までプレイできるし、
VeryHardにするとひぃひぃ言いながらも試行錯誤でどうにかこうにか進められる。
極めてしまえば空中に敵を運んでコンボを叩き込むだけのゲームになりますが、
それでも浮いている敵・空中コンボを阻害する敵などといった要素で
画一的になりがちなコンボゲーに変化を与えようという試みも感じられますし。

むしろコンボゲーになるのは仕方ないと思ってる節もあるよね。
結局こういうシングルプレイのゲームだと俺つええ!が出来ないと面白くないわけで。
空中コンボを阻害する敵もあまり頻繁には出ない作りになっています。

こちら側の武装の多さ・成長という要素、様々な味方、個性のある敵。
スタッフの方々の苦労が透けて見えるような、良い塩梅のアクションだと思います。

現在サバイバルで150面までクリアしております。Dive1より難易度下がってますね。
というわけで武器とかコンボを晒します。需要があるかどうかは知らない。
通常コンボで1600、イニシャ使用で4000弱ぐらいになります。
基本的にイニシャ以外のFCは使わないので、
上手く組み込んだらもうちょっとダメ出るかも。

というわけで装備。




普通のコンボ。
始動はノーマルダッシュのどれかからでOK。




イニシャライザ込み。
私はJoyToKeyでサーチダッシュ+Bをボタンに割り当てているので、
イニシャ直後のエクステも安定して即出せます。



カイザーの後のエクステは上がりきるのを待っても良いし、即キャンでもOK。
壁際に斜めに入る形で敵との位置がずれそうなときは即キャン。
この流れだと割と壁際でも全段たたき込めるのでお勧め!
イニシャ中の火炎放射、熱量最大まで当てれないのが惜しい。上昇慣性ないからなー。
オリジナルコンボはこれぐらいが限界でした。


今回はこんな感じで感想とさせて頂きます。
次のBALDRシリーズが待ち遠しくて堪らない。

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